ちまぎょろ獣医日記~しつけ部屋~

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純血種のアレコレ

小太郎

昔「犬を飼う」と言ったら、近所で産まれた犬をもらってくるのが一般的だったような気がします。
私が幼きころ(20年くらい前)の仙台限定かもしれませんが。

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実際、私の最初の愛犬リリーちゃんは父の同僚のおうちで産まれた子をもらってきた子でしたし
友達のおうちで飼いはじめたメリーちゃんも、うちの母のお友達のおうちで産まれた子犬をもらってきた子でした。
リリーちゃんが産んだ子は祖母の家に引き取られていきましたし、世の中ミックス犬だらけで
血統書付の犬はシーズーやマルチーズのような「座敷犬」だったり
シェパードや猟犬などのお仕事犬というイメージでした。

最近は病気の予防のためもあり、早めに避妊去勢を薦める病院も増えましたし、
昔ほどルーズではなくなったので、外で飼っていた犬がいつのまにか子供を産んだなんてこともなくなってますし、近所からもらうということはかなり少なくなっていると思います。

今は純血種をペットショップやブリーダーさんから入手することがほとんどなのではないでしょうか?

実家の仙台でも、近くの河原を散歩しているのはほとんどが純血種。
こまじろうのお散歩友達も純血種ばかりです。

うちのカルテも犬は8割以上が純血種で、ミックスは里親探しのボランティア団体から来た子たちばかりです(純血種でも、保護犬は多いですけどね)。
埼玉で働いていたときはもっとミックス割合が高かったので、都内という土地柄もあるとは思いますが
純血種は確実に増えていますよね。

純血種のいいところは、いろんな意味で想像がつくこと。
体重20キロになるチワワはいないでしょうし、成犬時で5キロのゴールデンもたぶんいないと思います。
毛が抜けない柴やコーギーはいませんし、
ハイパー犬の割合は間違いなく ジャックラッセルテリア>>セントバーナードでしょうね。

もともとが「それぞれの目的」のために交配されて作り出されている家畜ですから
サイズや毛の質、行動パターンや気質もある程度想像がつくんですね。

病気もそうです。
○○といったら○○病というのが、すごーく長いリストになっています。
ちょっとネットで検索をかければ、「○○がなりやすい病気」というのがいくらでもでてきます。
(今まで一回も見たことがないような超レアな病気とよくある病気がさも同率で起こるかのように併記されているのが気になりますけどね)

全部のその犬種がなるわけではありませんが、ある病気に関しては他犬種と比べて発症率が非常に高かったりしますし
遺伝的要因が強く絡んでくる病気が多い眼科などでは、犬種と病気の一覧表を覚えるのがまず最初だったりします。

先日のセミナーで講師の先生が「純血種には取り扱い説明書をつけることができるんです」といっていましたが、確かにそのとおりだと思います。

この犬はこういう目的で作られてここらへんで繁殖されて今に至っています。
大きくなったらこのくらいの大きさになり、外見的にはこういう特徴があります。
性格は○○○な子が多いです。こういう問題行動を起こさないように○○をがんばりましょう。
こういう病気が多いので、ケアはココに気をつけましょうね。

なんていう「取り扱い説明書」が書けちゃうわけで、これが必ずしも全員に当てはまるわけではありませんが、「これが一般的な○○」というスタンダードが存在しているのが純血種なんですね。

純血種はすべて「なにかのために」作られた犬種なので、それを忘れてはいけません。
雌牛が大量の乳を出すように改良を重ねられたように、
それぞれの犬種も目的に合わせて、姿かたちを変えられているだけでなく
よく吠えるように作られていたり、匂いに敏感に反応するように作られていたり
動くものに敏感だったり、声が野太かったりするんですね。

せっかく「取扱説明書」があるんですから、ちゃんと読んでみることって大切ですよね。
すでにわんちゃんと暮らしている人も、自分のパートナーがもとはどこでどんなお仕事をしていたのか
しっかり調べてみることをオススメします。なかなかおもしろいですよ~。

それにしても1キロ未満のチワワと100キロ以上にもなるセントバーナードやグレートデンなどの超大型犬が大本をたどると同じ犬とはとても思えませんよね。
ブリーディングというのは本当に奥が深いものです。

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