ちまぎょろ獣医日記~しつけ部屋~

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ストレスの影響

ちびべに

400gくらいだったころのべに。ぬいぐるみでした。

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なぜちょっとめんどくさい話を続けていたかと言うと、子犬が受ける母犬のストレスの影響を説明したかったから。

子犬はお母さんのストレスホルモンの影響も強く受けることが知られているんです。

母犬が不衛生な環境だったり、十分にごはんをもらえていなかったり、母犬自体がストレスに弱い子だったりすると

ストレスホルモン(コルチゾル)の血中濃度が上昇し、それが胎児に影響を与えます

結果、ストレスレベルが高く続くのが普通になってしまって、刺激に対するストレスホルモンの分泌が長引いたり、ストレスホルモンを抑えるためのしくみが働きにくくなってしまいます。

そうすると、ちょっとしたことでストレスホルモンが急上昇し、
他の子にとってはたいしたことがないことなのにパニックを起こしてしまったりしますし
パニック状態から回復するのも遅かったりして体に悪影響を与えてしまうこともあります


また、親犬が過剰なストレスを受けて育った子犬は

分離ストレスが高くなる:ひとりにされたときの不安が強く出やすい
               他にもサル、ネズミで報告されているそうです
攻撃性が誘発されやすい
犬同士のコミュニケーションがうまくとれない
学習能力が低くなる:神経伝達系のシステムの発達に悪影響を及ぼす

と言われています。

この辺の胎児の間のストレスの受け方というのが「気質」の一部を形成すると言ってもいいと思います。


犬や猫を選ぶとき、特に初心者の方は

自分のライフスタイルにあった犬種(猫種)を選びましょう
可能であれば生育環境を見せてもらって、清潔なところを選びましょう
おとうさんやおかあさんを見せてもらいましょうというのは

これらの理由からです。


犬や猫との暮らしに慣れている人は、いろいろな環境にいた子とも上手に暮らせるかもしれませんが
初心者の方には最初から飼うのが難しい子はオススメできません。

犬種の差よりも、「気質」の違いのほうが大きいと言われるくらいですから、しっかりと選んでいただきたいと思います。

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コメント


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たくさんの人に読んで欲しいので、私のブログにも紹介させていただきました。
 いわゆるパピーミルの影響は、そこで産み出された子犬の一生にも影を落とすってことですよね...
「他の子にとってはたいしたことがないことなのにパニックを起こしてしまったり」
思いっきり、思い当たります(苦笑)。
 ところで、母胎の中でコルチゾルに晒されて形成されたと思われる気質は、その次の世代に影響することは考えられるのでしょうか?最近、あまりに気軽に素人繁殖をする人が目について仕方ないので気になりました。
 もちろん、いくら愛情たっぷりでストレスの少ない環境での出産だったとしても、遺伝の勉強すらしないのでは論外だと思いますが、

ジュリーママ | URL | 2008年09月06日(Sat)10:35 [EDIT]


ジュリーママさん

それに関してはまた次のエントリーで詳しく書きたいと思いますが、影響はずっと残るといっていいと思います。
そんなわけで私はそれも含めて、素人繁殖は反対なんです。

ちまぎょろ | URL | 2008年09月09日(Tue)17:00 [EDIT]


 

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