ちまぎょろ獣医日記~しつけ部屋~

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箇条書きだとすばらしい犬種

はじめまして

・聡明で学習能力が高い
・小さくて持ち運びが楽
・活発で明るい
・優雅な容姿
・人が好きで飼い主をこよなく愛する
・毛が抜けない
・体臭が少ない

なんだかものすごくすばらしい犬種に思えませんか?

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ちなみにプードルの説明書きなんですけど、こうやって箇条書きしてみると
これ以上ないほどいい犬に思えますよね。

ちょっとべにをマジマジと見つめ、コレのことを書いてあるのか・・・と思ってしまいました。

これに実際に飼っている人として付け加えてみると

・聡明で学習能力が高い「ので」人を操るずる賢さがある。一言で言って、ナマイキ。
・活発で明るい≒チャカチャカしていて落ち着きがない。運動も結構必要。
・こよないラブがちょっと重荷です・・・。分離不安も多いですしね。
・毛が抜けない「けど」トリミングと日々のブラッシングは大変。
 優雅な容姿(?)を保つにはお金と手間がかかるのよう!


というわけで、箇条書きしてみるとすばらしい犬種だからといって、
誰にでも飼いやすい犬ではないということがいえるかと思います。
「犬種図鑑」にはいいことばかりが箇条書きにされているので
どの犬も自分に向いているすばらしい犬に見えちゃうんですよね。


そして

「賢い犬ならしつけが楽なんですよね?」と思っている人が多いんですが

むしろ逆。

少しぼんやりしている子のほうが、しつけはしやすいです。
誰の言うことでも素直に聞いて、裏表がない子のほうが初心者には扱いやすいでしょう。

賢い子は人を見て態度を変えるし、ごほうびのあるなしにかなり目ざとかったりします。
どうやって人を操るかを常に考えているような感じもあり、気が抜けません。
理解しているはずなのに、やらないなんてこともありますし、知らないフリをしたりもします。
賢い子をきちんと扱うには、こちらがその賢さの上を行かないといけませんので大変ですよ。

履歴書などで箇条書きにするとすごい人が、すばらしい人物とは限らないってことありますよね。
(うんうん、あるある。と妙に実感がこもるちまぎょろです)

プードルってそんな肩書きだけはゴージャスな感じをかもし出している気がします。

肩書きにだまされちゃうと、痛い目にあうこともあります。
プードルを家族に迎え入れる人は、心してかかってくださいね。

ちなみになんとなくですが、うちのべにはしゃべるとしたら敬語で悪態をついている気がします。

「うるせっつーんですよ!」
「いいからさっさとよこせっていうんですよ!」
「とうちゃんは甘いからチョロいんですよ ゲヘヘ」
(↑以上、勝手なアテレコでした)

あくまでイメージですが。ゴージャスとは程遠い・・・。

参照 プードルに飼われる

   小さい=飼いやすい?


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純血種のアレコレ

小太郎

昔「犬を飼う」と言ったら、近所で産まれた犬をもらってくるのが一般的だったような気がします。
私が幼きころ(20年くらい前)の仙台限定かもしれませんが。

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実際、私の最初の愛犬リリーちゃんは父の同僚のおうちで産まれた子をもらってきた子でしたし
友達のおうちで飼いはじめたメリーちゃんも、うちの母のお友達のおうちで産まれた子犬をもらってきた子でした。
リリーちゃんが産んだ子は祖母の家に引き取られていきましたし、世の中ミックス犬だらけで
血統書付の犬はシーズーやマルチーズのような「座敷犬」だったり
シェパードや猟犬などのお仕事犬というイメージでした。

最近は病気の予防のためもあり、早めに避妊去勢を薦める病院も増えましたし、
昔ほどルーズではなくなったので、外で飼っていた犬がいつのまにか子供を産んだなんてこともなくなってますし、近所からもらうということはかなり少なくなっていると思います。

今は純血種をペットショップやブリーダーさんから入手することがほとんどなのではないでしょうか?

実家の仙台でも、近くの河原を散歩しているのはほとんどが純血種。
こまじろうのお散歩友達も純血種ばかりです。

うちのカルテも犬は8割以上が純血種で、ミックスは里親探しのボランティア団体から来た子たちばかりです(純血種でも、保護犬は多いですけどね)。
埼玉で働いていたときはもっとミックス割合が高かったので、都内という土地柄もあるとは思いますが
純血種は確実に増えていますよね。

純血種のいいところは、いろんな意味で想像がつくこと。
体重20キロになるチワワはいないでしょうし、成犬時で5キロのゴールデンもたぶんいないと思います。
毛が抜けない柴やコーギーはいませんし、
ハイパー犬の割合は間違いなく ジャックラッセルテリア>>セントバーナードでしょうね。

もともとが「それぞれの目的」のために交配されて作り出されている家畜ですから
サイズや毛の質、行動パターンや気質もある程度想像がつくんですね。

病気もそうです。
○○といったら○○病というのが、すごーく長いリストになっています。
ちょっとネットで検索をかければ、「○○がなりやすい病気」というのがいくらでもでてきます。
(今まで一回も見たことがないような超レアな病気とよくある病気がさも同率で起こるかのように併記されているのが気になりますけどね)

全部のその犬種がなるわけではありませんが、ある病気に関しては他犬種と比べて発症率が非常に高かったりしますし
遺伝的要因が強く絡んでくる病気が多い眼科などでは、犬種と病気の一覧表を覚えるのがまず最初だったりします。

先日のセミナーで講師の先生が「純血種には取り扱い説明書をつけることができるんです」といっていましたが、確かにそのとおりだと思います。

この犬はこういう目的で作られてここらへんで繁殖されて今に至っています。
大きくなったらこのくらいの大きさになり、外見的にはこういう特徴があります。
性格は○○○な子が多いです。こういう問題行動を起こさないように○○をがんばりましょう。
こういう病気が多いので、ケアはココに気をつけましょうね。

なんていう「取り扱い説明書」が書けちゃうわけで、これが必ずしも全員に当てはまるわけではありませんが、「これが一般的な○○」というスタンダードが存在しているのが純血種なんですね。

純血種はすべて「なにかのために」作られた犬種なので、それを忘れてはいけません。
雌牛が大量の乳を出すように改良を重ねられたように、
それぞれの犬種も目的に合わせて、姿かたちを変えられているだけでなく
よく吠えるように作られていたり、匂いに敏感に反応するように作られていたり
動くものに敏感だったり、声が野太かったりするんですね。

せっかく「取扱説明書」があるんですから、ちゃんと読んでみることって大切ですよね。
すでにわんちゃんと暮らしている人も、自分のパートナーがもとはどこでどんなお仕事をしていたのか
しっかり調べてみることをオススメします。なかなかおもしろいですよ~。

それにしても1キロ未満のチワワと100キロ以上にもなるセントバーナードやグレートデンなどの超大型犬が大本をたどると同じ犬とはとても思えませんよね。
ブリーディングというのは本当に奥が深いものです。

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めざましテレビと一目惚れ

でへー

今日のめざましテレビの「マスト・キジ」は愛犬を選ぶ基準の話題でした。

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流し見だったのでどこの新聞でどこの統計なのかは不明だったのですが
結果は

1位見た目 2位サイズ 3位性格

とのことで、全体の6割が見た目で愛犬を選んでいるということでした。


一目惚れでアイリッシュセッターを選んで2年間は半泣きだった話題
ダックスはウサギ猟の犬だから活発でよく吠えるという話題
チワワは頭に穴が開いているので取り扱い注意という話題
 ↑これ余計ですね。過保護にされるチワワが増える予感。中途半端な情報は一番よくないですね

なんかが取り上げられていて、「ちゃんと犬種のことを調べて選びましょう」という結論でした。
個人的には一目惚れの初心者にアイリッシュセッターを勧めるショップもしくはブリーダーをどうにかして欲しいと思いますが。

ちなみに人気犬種トップ5も出ていて

1位ダックス 2位チワワ 3位プードル 4位ヨークシャーテリア 5位ポメラニアン

最近ヨーキーとポメが増えているなぁと感じていたので、そのままな結果ですね。
見事に小型で吠える犬ばかりそろっている感じですね。

見た目とイメージだけで犬を選ぶのは大変な結果を生む可能性がすごく高いのですが
きちんと犬が飼える環境で、家族全員の賛成が得られているのであれば(ここすごく重要)
見た目で犬を選ぶことを私は否定しません。
自分にとっての「運命の子」に惚れ込むことって大切だと思うんです。

10数年一緒にすごすパートナーですから、フィーリングも大事だと思います。
私も犬種は吟味して選び、「個体の気質が重要」ということもわかっていながら
ブリーダーさんに抱っこさせてもらったらもう完全にやられてしまって
四六時中べにのことばかり考えてヘラヘラしている恋に夢中な乙女状態になってしまいました。

いろんな意味で「もっと吟味すればよかったな~」と思うこともありますが
(他の犬への攻撃性が強くてパピーのお相手ができないときなんか、思います)
やっぱりべには私にとって唯一のかわいいかわいい愛犬なんですよね。
惚れこんでいるからこそ、いろいろ大変でも笑って乗り越えられましたしね。

大切なのは飼ってからどう暮らすのかです。

まだ犬を飼っていない人、これから飼う人にはぜひしっかりお勉強をしてから
自分のライフスタイルに合った犬種を選んでいただきたいですが
もうすでにわんちゃんを選んだ人には、他の犬と比べてがっかりしたりしないで
ご自分にとっての「「運命の子」に惚れ込んで、相手のことをしっかり理解し、
環境を整えてお互いに幸せな暮らしをしていただきたいものです。



先日のセミナーで「ペットショップにウサギを買いに行ったらウサギによく似た犬を見つけて買ってきた」という人の話題が出ていたのですが
「ウサギに似ている」と飼ってきた犬はコーギーだったそうです。

似てますかね・・・?

ウサギのつもりでコーギーと暮らすのは難しいでしょうから、ライフスタイルは一変するでしょうが
飼い主さんがそれを楽しめる余裕があればいいと思います。

うちの飼い主さんでもハイパー犬によって家族全員アウトドア派に変わった方もいらっしゃいます。
「運命の出会い」がその家族の人生を大きく変えることも少なくありません。
めぐり合わせは本当におもしろいものですね。

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近頃犬種の歴史について調べています。おもしろいですね。

シンデレラドッグ

お嬢ですのよ

どうも。お嬢様べにですのよ。

シンデレラドッグってご存知ですか?

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今日、セミナーに参加してきて得てきたマメ知識なのですが

プードルやヨークシャーテリアやパピヨンやマルチーズ、ポメラニアンなど多くの小型愛玩犬は「シンデレラドッグ」といわれるんだそうです。

どういう意味かというと

もとは猟犬だったり別のお仕事をしていた作業犬が、王宮のお姫様たちに
見初められて王宮暮らしをするようになったから「シンデレラ」。
元からのお姫様ではないということですね。

ヨークシャーテリアは炭鉱でネズミを捕るのが仕事でしたし、プードルも水鳥を回収するのがお仕事でした。生粋の労働者が王宮へ。まさにシンデレラストーリー。

まあすべての犬たちがするべき仕事をもった労働者なんですけど、職場が炭鉱から王宮。
すごい出世ですね。

王宮でのシンデレラドッグのお仕事はいわゆる「ベルドッグ」と呼ばれる
呼び鈴代わりに吠えること。

人の足音やピンポンに反応してキャンキャン騒ぐのが「お仕事」になったんですね。

現在、日本の分譲マンションの6割がペット可物件になっているそうなんですが

そこのほとんどに飼育規約があり

「体高は50センチ以下、体重は10kg以下」など大きさを規定しているところが多いようです。

つまりはこの「小型愛玩犬」なら飼ってもいいよということでしょうか。

でも、ペット可物件でのクレームNo1は常に「無駄吠え」

もともと吠えるのを仕事にしていた犬を選べば、当然の結果といえるでしょう。

過剰に吠えては困る集合住宅で、吠える可能性が非常に高い小型愛玩犬やダックスなどの元猟犬を飼う場合は、ピンポンに反応しないように環境をしっかり整え、小さいうちから教えてしまうのがとても大切なんですね。

自分の一緒に暮らしている犬のルーツと目的と個性を理解して、より仲良くなろうね、という内容のセミナーで、私もチョコチョコ書いていることでしたが、いろんな雑学も交えつつ話が進み、とても面白かったです。

いまさらながら犬の歴史は人の移動の歴史とともにあるんですね。
ある程度の知識はもちろんありましたが、世界史と絡めたお話はほほうなるほどと思いました。
歴史の本と照らし合わせながら、犬種についてお勉強しようと思います。
もともと歴史は大好きなので、楽しそうですね。

シンデレラドッグについては、ここでも紹介されていますので参考にしてみてくださいね。
  ドッグトレーナー矢崎潤の犬ともっと会話上手に!

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いざと言うときのために

ふつう

9月13日に東海~関東に地震が起こるなんていう情報がありましたが

結局何にもおきませんでしたね。よかったよかった。

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天災などもあるかもしれませんが、犬や猫を急に買うことができなくなって手放さなければならなくなる、ということは悲しいことですが、よくあることです。

転勤などによる引越し、海外出張、誰かが病気や怪我により世話をすることができなくなってしまったなどなど

新しい里親探しの相談を受けることも少なからずあります。

そんなとき、わんちゃんや猫ちゃんが人に慣れていて、攻撃性がなく、無駄吠えなどの問題行動がなければ大人でも里親が見つかる可能性は高いです。

実際に、飼い主さんに手放されてしまった子たちが、新しい里親さんのもとで大事にかわいがられていることも結構多いんです。

でも逆に「うちにとってはいい子だから別にいいのよ」ということで特にしつけもせず、
あちこちに粗相をして無駄吠えをする、気に食わないことがあると噛む、と言うような子だと
なかなか新しい飼い主を見つけることも難しくなってしまいます。

家族を手放すなんてことは考えたくはないですが、いざというとき人に安心して預けられる子にしておくことはすごく大切だと思います。

いろんなコマンドを覚えても、実はそれが一番難しかったりするんですけどね・・・。

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繁殖について

ちびべに
繁殖について絶対反対派なのかと思われているかもしれませんが、全然そんなことはありません。

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繁殖してうまくいっている家族もありますしそれを否定するつもりもありません。
友人や飼い主さんでも繁殖して、親子で仲良く暮らしていたりもして
楽しそうでいいなと思うこともあります。
性格も温厚でトレーニングもしやすいすごくいい子に会ったりすると、
こういう子が増えるとうれしいなと思うこともあります。


ただ、わんちゃん全部が繁殖に向いている子とも限りませんし、

全部の家庭が繁殖に向いている環境であるとは限りません。


繁殖は大きな責任を伴い、またかなり大変なことになることもあるということを認識して欲しいという気持ちは強くあります。



特に純血種は作りこまれた特殊な生き物です。

犬種によっては難産になることも多く危険が伴うこともありますし、

かけあわせによっては死産や先天性の疾病を持った子が生まれる可能性も

人やその他の生き物に比べても高いと言っていいと思います。



無事に産まれた後も、

産まれた子の行き先が見つからなくて友達に無理を言って飼ってもらったが、その子がしつけがしづらくて友人関係も悪くなった

信頼して渡したのに、譲った先で虐待を受けていた

有料でやり取りをしてトラブルになり、裁判沙汰になった

先天性の病気(膝蓋骨脱臼、先天性の心臓病等)に関してトラブルになった

などなどげんなりするような話はよく聞きます。


やるならしっかりとした覚悟をもち、きちんとお勉強をしてくださいね。
また、ちゃんと「(心身ともに)繁殖に向いた子なのか?」「子育てができそうな子なのか?」「行き先はちゃんとあるのか?」など確認しなければいけないことはしっかりして、

「産ませなきゃよかった」なんて言わないようにしてくださいね。

わんちゃんは「産ませてください」なんて頼んでないし、がんばって産んだ子にも、生まれてきた子たちにも失礼な話だと思います。

参照:犬は安産?

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子育て下手は遺伝する?

ちびべに

ストレスの影響をもうひとつ

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ストレスを感じやすい子などが子供を生み、ストレッサーの刺激をうけると母性本能が阻害されて育児放棄をしてしまう母犬がぐっと増えるんだそうです。

で、育児放棄されて母から豊かな母性行動を受けられなかったメス動物は母性行動を上手に発現できないんだそうです。

後から母性行動を学習することもありますが、オキシトシンという母性行動の発現に重要なホルモンレベルが低くなってしまうため、育児下手になってしまう子が多いとのことでした。

食事がきちんともらえなかったり、ストレスを感じやすい子で自分が生きていくのに精一杯の状態になってしまうと、ちゃんとそれまでは母性行動をしていた子でも子育てを放棄してしまうこともあるんだそうです。

母犬が強いストレスを感じていると、気質的にストレスに弱い子が生まれやすくなるだけでなく、
育児下手までぐるぐるループしてしまいやすい、ということが言えるでしょうね。

ホルモンで行動を大きく左右されている、というのはなんだか怖い話でもありますね。


そんなわけで、

「うちの子は怖がりで他の子と遊んだりできないから、子供を産ませてその子と仲良くなれば幸せだろう!」

と思うのは大きな間違いです。

自分の産んだ子犬と流血の大喧嘩を毎日繰り広げている親犬もいますし

完全に子育てを放棄してしまって人任せにしちゃう犬も増えていますし


安易な素人繁殖は、遺伝性の疾患の発現だけではないいろんなリスクも抱えているんですね。


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叱る前に・・・

おすわってますけど


ちょっと難しい話ばかりになってきたので、ちょっと気分転換の話題を。

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ひまわり動物病院ではカウンセリングや子犬向けのしつけ教室なども実施しているのですが(詳しくはお電話またはメールでお問い合わせください)

最初にお問い合わせを受けるときなど
 「叱り方」を教えて欲しい 「○○をやめさせるにはどうしたらいいですか?」
と聞かれることが多いです。

で、わんちゃんと飼い主さんのペアを観察させていただくと、
コミュニケーションがほとんど取れていない状態。

いたずらするまで自由にして、名前を呼んでも聞こえないふりをされ、
あれこれイタズラはじめてから「コラ、もーやめなさいよう」とやさしく抱っこ(以上、創作です)


なんどか話題にも出しているのですが、
「叱る前にまず褒めよう!」と声を大にしていいたいですね
普段からきちんとコミュニケーションをとったり褒めたりしていないのに

「これがいいと聞いたから」と「叱り方」だけをアレコレ試しても、
一瞬は効くかもしれませんが、その後ずっとそれをやめるかどうかはわかりません。
体罰などであれば、攻撃性を誘発してしまうことだってあるんです。

ちゃんとアイコンタクトや号令などでコミュニケーションをとって、
きちんと環境を整えて、「こっちが正解」と正しいことを教えてからはじめて
「これはやっちゃダメ」が効果を発揮するんです。

カウンセリングなどのごく短い間、おやつや褒め言葉を使って
わんちゃんとコミュニケーションをとるだけで、わんちゃんたちの表情って変わってくるんです。

飼い主さんの声がけは無視するのに、私の言葉には反応しますし
「落ち着きがなくて一瞬もじっとしていない」と言っていた子が
ずーっとオスワリをしてまっていたり
「魔法ですか?」と聞かれることもあるくらい。

このへんは声のトーンのメリハリとタイミングなので、
ある程度練習していただかないといけませんが、何度かやってもらうと
みなさん上手に褒められるようになります(詳しくはこちら→しつけの重要ポイント(1)


昔からトレーニングの格言として言われていることですが

 「1つ叱るなら10褒めろ」
逆の人のほうが、多いんじゃないでしょうか?

おすわってますけど
「かあちゃんも最近はおこりんぼだと思いますよ」

叱ることって反射的にしてしまいますが、褒めるのは意識的にしないと難しいです。
みなさん一緒にがんばりましょうね。はい。

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ストレスの影響

ちびべに

400gくらいだったころのべに。ぬいぐるみでした。

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なぜちょっとめんどくさい話を続けていたかと言うと、子犬が受ける母犬のストレスの影響を説明したかったから。

子犬はお母さんのストレスホルモンの影響も強く受けることが知られているんです。

母犬が不衛生な環境だったり、十分にごはんをもらえていなかったり、母犬自体がストレスに弱い子だったりすると

ストレスホルモン(コルチゾル)の血中濃度が上昇し、それが胎児に影響を与えます

結果、ストレスレベルが高く続くのが普通になってしまって、刺激に対するストレスホルモンの分泌が長引いたり、ストレスホルモンを抑えるためのしくみが働きにくくなってしまいます。

そうすると、ちょっとしたことでストレスホルモンが急上昇し、
他の子にとってはたいしたことがないことなのにパニックを起こしてしまったりしますし
パニック状態から回復するのも遅かったりして体に悪影響を与えてしまうこともあります


また、親犬が過剰なストレスを受けて育った子犬は

分離ストレスが高くなる:ひとりにされたときの不安が強く出やすい
               他にもサル、ネズミで報告されているそうです
攻撃性が誘発されやすい
犬同士のコミュニケーションがうまくとれない
学習能力が低くなる:神経伝達系のシステムの発達に悪影響を及ぼす

と言われています。

この辺の胎児の間のストレスの受け方というのが「気質」の一部を形成すると言ってもいいと思います。


犬や猫を選ぶとき、特に初心者の方は

自分のライフスタイルにあった犬種(猫種)を選びましょう
可能であれば生育環境を見せてもらって、清潔なところを選びましょう
おとうさんやおかあさんを見せてもらいましょうというのは

これらの理由からです。


犬や猫との暮らしに慣れている人は、いろいろな環境にいた子とも上手に暮らせるかもしれませんが
初心者の方には最初から飼うのが難しい子はオススメできません。

犬種の差よりも、「気質」の違いのほうが大きいと言われるくらいですから、しっかりと選んでいただきたいと思います。

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ストレスを感じたとき

こわいですよ

ストレスを感じたとき、体はどうなるのでしょうか?


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まあつまりは危機に直面して、逃げ出すもしくは戦うための体勢を整える状態になります。

「火事場の馬鹿力」とかそういうものだと思っていただければと思います。


例えば
何か恐怖、不安を起こすような刺激にあったとき

恐怖や警戒心がおこり、大脳に伝わります

刺激により自律神経(交感神経)が働いて 副腎から神経伝達物質とホルモンが放出されます

血圧と心拍数は上昇して、気管支は拡張します。これにより、血液循環がよくなり、酸素濃度が上昇します

また、戦ったり逃げるために必要な部位にエネルギーが行きやすくなるように
 筋肉への血液量は増加しますが、代わりに皮膚や消化器官への血液量は減らされます
目がよく見えるように、瞳孔は開きます。怒っている猫を見ると、目がまん丸になってますよね。

肝臓ではエネルギー源となる物質の分解が起こって血糖値は上昇し、脂肪組織では脂肪が分解されてエネルギーが作り出されます
このエネルギーも骨格筋に集中していきわたるようになっており、皮膚や消化器にはあまりいきわたらなくなります。

緊急時ではおなかがすいたり、トイレに行っている場合ではないので消化機能やおしっこを出す機能は抑えられます。


普通、刺激がなくなれば落ち着きを取り戻し、交感神経とは逆の働きをする副交感神経(リラックスしているときに働く神経)の働きにより体はきちんともとの状態にもどります。

交感神経と副交感神経は互いに逆の働きをしながら補い合って、いろんな事態に備えているんですね。
どっちかが出過ぎれば、出すぎだから別のほうが働く、といったようにうまく調節されているんです。

でも常にストレス状態にあると、常に体が戦っているような臨戦状態。
ストレスホルモンが長時間出続けていると、分泌を抑制する調節機能が効きにくくなってしまいます。

結果、消化機能がうまく働かなかったり、皮膚に異常が起きたり、膀胱炎になりやすくなったりしてしまいます。


ナイーブな子はストレスを受けるとおなかを壊すか、皮膚病になるか、膀胱炎になるかのどれかになることが多いですね。

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この自律神経の「交感神経・副交感神経」の話は高校の生物でやりますね。テストによく出ます。
交感神経をケンカの神経だと覚えてしまえば簡単ですよ。
と、たまにはちょっとお勉強になるエントリーでした。

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