ちまぎょろ獣医日記~しつけ部屋~

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お名前好きですか?

みなさんのわんちゃんは名前を呼ばれたときにちゃんと反応するでしょうか?
呼ばれても分からない様子だったりしませんか?
聞いていない振りをされたりしていませんか?

聞く耳を持っていない子に向かって何回も「オスワリ!!」を連呼しても意味が無いんです。
ちゃんと人の言葉に耳を傾けている状態の子でないといろんなことは教えにくくなります。
飼い主さんに集中している子は物事を教えやすいんですよ。


アイコンタクトの教え方はこちらから。
  教えておこうアイコンタクト
一番最初にやってほしいことは、これです。


寝てますが

寝ているべに。

「ろん!」(ウチでの通称)

と声をかけると

はいなんですか?

「はいなんですか?」としゅばっと起き上がってこちらを向きます。
寝起きなので、この写真はちょっと不機嫌そうですが・・・。


この「アイコンタクト」もなかなか誘導→名前→褒めるのタイミングが難しくて、実際にやってもらうとほとんどの人がへんてこなタイミングになってしまいます。
やっているほうがタイミングをわかっていないと、教わるわんちゃんはなおさら「なんじゃらほい」
「なにやってるんすか?」とキョトン顔になっちゃってる子もいるんです。
特に動きが激しい子はタイミングを見計らって褒めてあげないと、なかなかマスターできません。

しつこいようですが、タイミングに関しては実際に習うのが一番なんですよ~。

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社会化期

犬の成長はいくつかの段階に分けられていて、
生後3週から12週前後を社会化期といいます(詳しくはこちら)。

物事に対する好奇心が警戒心を上回る時期なので、いろんな物事に慣らしやすいんです。

うちの犬猫がまあまあそこそこ仲良くやっているのも社会期に一緒に過ごさせたからですし
この社会化期のうちに生涯経験しそうなことを、「楽しい」経験として経験させておくと
物怖じしない、扱いやすい子になるといっても過言ではありません。

親から受け継いだ気質や育てられた環境も大きくその子の性格を左右しますが
社会化期のすごし方も犬の性格には大きな影響を与えます。

社会化不足はビビリを育て、ビビりは物音に反応してよく吠えたり
人や他の犬が苦手だからと吠えたり噛んだりと攻撃的になったりしますし
小さいうちからブラッシングや体に触られることに慣れておかないと診察や治療もしにくくなります。

すごーく怖がりな子でも、社会化期に遊んだことのある子だけは平気、という子も結構いますし
この時期に出会った子は仲間だと本能的に感じるのかもしれません。

物事に慣れやすい社会化期のわんちゃんと暮らしている皆さんは、今がチャンスだということを忘れずにしっかり努力してくださいね。

怖がっているのに無理やりいろんな犬に合わせたりするのは逆にトラウマを作るもと。
犬の様子を見ながら、上手に社会化させる必要があるんです。

正しい社会化は、最高の問題行動の予防薬になります。
ワクチン接種を必ずするように、社会化(しつけ教室への参加)も必ずするようになるといいんですけど・・・。
そうなったらきっと世の中の無駄吠え犬と噛む犬は激減すると思いますよ。

参照
 ちまぎょろ獣医日記 社会化期(1)
              ワクチンと社会化

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子犬の居場所

噛み癖とは直接関係ないような、でもあるような話ですが
噛んで壊してすごく大変!という方のお話を聞いたときに


「わんちゃんは普段どこにいますか?」と質問をすると

「トイレができていないのでサークルの中です。」

「サークルはどこにおいていますか?」

「玄関です」「廊下です」「リビングです」

で、そのサークルはかなり狭くて、一人で遊ぶのにむいているおもちゃもない というパターンが多いんですね。

最近多いのは1日のほとんどの時間を留守番でサークルの中だけですごすという子。

人と遊ぶときは遊ぶときだけで全力でじゃれつきまくり、甘噛みもひどいけれど、興奮しすぎて聞く耳もちません。
という感じになっちゃいます。

元気が有り余っているのに、一人きりでいる時間がすごく長かったりするんです。

子犬をおうちに迎えるときは、最低でも2~3日はできるだけ長く一緒にいてあげて、トイレや遊び方などをきちんと教えてあげて欲しいと思います。

おうちに向かえて翌日からずーっとお留守番だと、トイレも直接教えてもらえず、何で遊んだらいいのかも分からずにただただ飼い主さんが帰ってくるのを待っていて、
飼い主さんが来たら大興奮!噛みまくってサークルに入れられ、
やっと出してもらって自由にされるとトイレも分からずあちこちにしてしまい、またサークルに逆戻り・・・といつまでたってもサークルから出られなくなってしまうことが多いんです。

最初に集中してトイレをがんばって教えてしまえば、早めにサークルから出ることができます。
最初にきちんと教えないと、いつまでたってもサークルから出られなくなってしまうんです。

私はトイレと破壊がコントロールできるようになったら、サークルはいらないと思っています。
どうしてもわんちゃんだけでのお留守番が不安な人にはサークルを2つか3つつなげて広めのプレイルームを用意してもらうか、ゲートで行ってはいけないところを遮断する方法をとってもらいます。

十分な遊び時間やわんちゃんと触れ合う時間がないと、噛むことをコントロールすることは難しくなります。
ある程度自由にさせるには、トイレをしっかり教えないといけません。


一度にいろいろ教えるのはなかなかむずかしいので、前もってのシュミレーションやお勉強が本当に大切なんです。
子犬を迎える前に勉強しておくことの大切さを実感しますね。


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甘噛みと本気噛みの違い

だいたい甘がみってなんなんでしょう?
子犬が噛んだら全部甘噛み?血が出たら本気噛み?

本気の噛み(攻撃)と甘噛み(遊び噛み)の違いは噛む力の強さでは決まりません。

本人が遊びのつもりでじゃれついているならそれは甘噛みなんです。
大抵が、子犬が自分から近づいてきて、人の手や服などをハグハグしゃぶって噛み付いてきます。
他にも、ブラッシングしていてブラシにじゃれついて噛んだりするのも甘噛みが多いですね。
遊んでほしいとき、構って欲しいときなどに起こり、子犬としては遊んでいるつもりなんですね。
興奮して「うーうー」いうことはありますが、噛み付く前にうなったり歯を剥いたりする「威嚇」や「警告」は見られません。

本気噛み(攻撃)はいやなことをされたときに噛むこと。
飼い主さんが自分のお気に入りを勝手に触ろうとしたりしたときに、物を守ろうとして噛んだり
寝ているところを起こしたら、噛まれたり、なでて噛まれることもあります。
大抵は飼い主さんからのアプローチによって、犬が噛むパターン。
鼻にしわを寄せたり、グルルとうなったりと威嚇をしてから噛むことが多いです。

がっつり噛まれたから本気噛みで、そんなに痛くなかったから甘噛み、というわけではないんです。
子犬でも乳歯がするどいとじゃれて噛み付いても血は出ることもあります。
とにかく子犬が遊んでじゃれているなら甘がみ、嫌がって何かをやめさせようとして噛んできたら攻撃なんです。

最初のうちは甘噛みだったものが、反応の仕方によっては
「噛むと嫌なことをやめてもらえるぞ」と犬に学習させてしまい
嫌なことがあればすぐに口がでる危険な犬にしてしまうこともあります。

どちらにしても、早めの対処が大切なんですね。

<注>
甘噛みでも、思い切り噛み付いてかなりの流血をさせてしまう子は、
噛みの抑制のできていない子(遊びのルールを知らない子)なので
自分で対処しようとせずに、パピーパーティーやしつけ教室などにすぐ行きましょう。
自己流は危険ですよ。

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噛むこと

今日は噛むことについて少し詳しくお話ししますね。
犬にとって噛むことはごく自然なことです。

食べ物を食いちぎったりするためにも噛みますし
恋のライバルや外敵と戦うときにも武器として牙を使います。

子犬はいろんなものを口にして、それを確かめる習性があります。

遊びの一環でハンティングの真似事をして子犬同士噛み合ったりするのも当たり前の行動です。

また、乳歯が抜け変わるころは歯が痒くなるので、いろんなものを噛もうとします。

噛むこと自体は犬にとっては当然の行動といえます。


だからといって、
人を噛む相手にしても、スリッパを噛まれても家具を壊されてもしょうがないんですね。
大人になって物事の分別がついたら自然にやらなくなるだろうから子犬のうちはのびのびとおおらかに育てます。
と思ってたら
大間違い

最初に何で遊ぶのか、何は噛むものではないのかをしっかり教えないといけませんし、赤ちゃんのうちから人や服を含めた人の一部を噛むのは人間の中ではルール違反だと教えてあげないといけません。

いつ分別をつけさせるのか、と言えば家に来た初日からです。
子犬の頃は許されて、後に許されなくなる、というルール変更は犬には理解できません。
ダメなものは最初からダメ、いいものは最初からいい、とちゃんとルールを決めてあげてください。

慣れないうちから失敗させて叱りまくるのは関係を悪化させますので、まずは環境をしっかり整えて失敗させないようにすることが大切なんです。


参照
 オススメグッズ かじり系

 オススメ本 いぬのしつけきちんとブック かみグセ解消編

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甘噛み

子犬のしつけの相談で一番多いのが

トイレができない

二番目が
甘噛み
です

甘噛みは多分やらない子はほとんどいないと思うんですが、大抵の人が子犬だから甘噛みするものだと思っているのか、部屋を汚されるトイレ問題が優先されてしまうようです。

ちなみにべには甘噛みほぼゼロでした。
ちゃんと噛む相手を与えたことと、最初の出会いが診察だったりワクチンだったりで
「この人に逆らってはいけない」と感じたのかもしれませんし、一回目にやろうとした瞬間の反応が良かったのかもしれません。

甘噛みを子犬特有の行動だと思って「大人になればそのうちやめるだろう」と放置している方も多いのですが、
甘噛みは放置しても治らないことが多いですし、対応の仕方によっては本気噛みに移行する可能性があるのできちんと対応しないといけません。

ところで
甘噛みと本気噛みの違いってなんだかわかってますか?

痛くないのが甘噛みで血がでるのが本気噛みだと思ってませんか?

次回はそのお話。

参照
 ちまぎょろ獣医日記 甘がみって大変
 オススメ本 いぬのしつけきちんとブック かみグセ解消編

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甘がみがひどいです・・・とよく相談されるのはトイプードル、ダックス、ポメラニアン、ラブラドール、ゴールデン、柴犬、コーギー・・・ってほとんどの犬種かもしれませんね。
とにかくお仕事犬だったり、活発でエネルギーが有り余っている子は甘がみもひどい傾向にあると思います。ちゃんと対策しましょうね!

しつけの重要ポイント(3)

しつけの重要ポイントその3

これが一番大切かもしれません。

それはタイミング

号令のタイミング、ほめるタイミング、叱るタイミング・・・

わんちゃんは何か出来事があった直後に起こったこととその出来事を結び付けます。

私たちもそうですが
 レストランにいって美味しい料理が出てきたらまたいこうと思いますし

 横柄な対応をする店員さんがいるお店には二度と行こうとは思わないですよね。


いいことがあればそれを繰り返し、嫌なことがあればそれを避けようとするのが犬という生き物です。

 
 吠えたら「うるさいよ!」と反応してもらったので、反応して欲しくて吠える

 オスワリしたらおやつがもらえたので、おやつがほしいからまたオスワリしよう

 呼ばれて飼い主さんのそばに行ったら怒られたから、もう呼ばれてもいくのはやめよう

人よりちょっと単純ですが、根本的にはそう変わりません。
ただし、犬の反応はとても短時間のもの。長い時間軸で物事を判断する能力はそれほど高くないといわれています。

ですから、号令も叱るのもほめるのもその場その場でタイミングよくしないと
犬には伝わらないんです。

オスワリしているからおやつをあげようかしら・・・とゴソゴソしているうちに
オスワリをやめて喜んで飛びついた瞬間におやつをあげれば
「飛びつき」をほめていることになります。

こういう小さいタイミングのずれで、わんちゃんにこちらの意図がまったく伝わらないことが多いんです。
「うちの犬はバカで・・・」という方が多いんですが、大抵は飼い主さんのタイミングのミス。
私がやって見せると完璧にできて、「魔法みたい」といわれることも多いんですよ。

ただ、タイミングってどうがんばっても文章で伝えるのって難しいですよね。
「褒めるのは3秒以内にしましょう。それ以降では意味がありません」
てなことはよく書いてありますが、それを読んですぐその通りに実践できれば
誰も苦労しないってもんです。

タイミングを習うのは、できる人にちゃんと教えてもらうのが一番。
スキーや水泳をネットで読んだ文章だけで実践してもなかなかうまくいきませんよね。
ビデオや実際に人がやっているところを見ても、自分でその通りにやっているつもりでも
実は全然できていないことはよくあること。
人に教わって、できてないところを指摘してもらって初めてうまくなっていくものだと思います。

ここまでは導入部。
次回からは、実践的なお話にしたいと思っています。

参照 ちまぎょろ獣医日記 失敗するコツ

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しつけの重要ポイント(2)

褒めているつもりでも犬がうれしくなければ褒めていることにならない
の続きになりますが

ちゃんといいことができたときのごほうびを何にするのか
ということもとても大切なポイントになります。

麻薬探査犬などお仕事をしている子たちは、なでてもらったり
大好きなおもちゃで遊んでもらうことが一番のごほうびになっているようですね。
あの子達は、普段はケージの中にいて、外に出るのはお仕事のときのみ、
お仕事がゲームの一環になっている、というような生活をしています。
ですから、短い時間でもハンドラーとのコミュニケーションが楽しくてしょうがないんでしょうね。
普段なでられていない子は、なでられることや、声をかけてもらうこと、おもちゃを借りることが
本当にうれしいすばらしいごほうびになります。
人で言うと軍人さんや全寮制の学生たちのような生活でしょうか?
一般人(家庭犬)とは全然違う生活ですよね。

わたしが対象にしている子は家庭犬ばかりなので
普段からなでられまくって、声をかけられまくっているので
どちらも大喜びするようなごほうびにはなりにくいです。
そんなわけで、手っ取り早いごほうびは「おやつ」になります。

わんちゃんのサイズにもよりますが、子犬なら小指の爪の先くらいの大きさまで小さくちぎった
おさんぽ君やマイルドチップ、ドライレバーなどを使います。

「おやつ」をつかってトレーニングをすることで、「これがいいことなんだよ」と手っ取り早く教えることができますし、いい行動を普段の生活に取り入れることも楽にできるようになります。
あくまでこの「おやつ」はこれがいいことなんだよ!と教えるきっかけであり、ずーっと使い続けなければいけないものではありません。


おやつだけでなく、大好きなおもちゃがあればそれをごほうびに使えばいいですし
どれが一番のごほうびになるのかは、わんちゃんとお付き合いしている飼い主さんでないと分かりません。
しっかり観察して、どれが大好きなのかを見極めてあげてくださいね。

そして、わんちゃんが大好きなものは、ごほうびになるように出し惜しみして
あげっぱなしにしておかないことが大切ですね。

どんな美味しいごちそうでも、すてきなものでも常にそこにあり続ければ価値はなくなってしまいます。
上手にごほうびの価値をあげておく必要があります。

また、簡単なことを教えるのにも常に最高のごほうびを使っていると、価値がなくなっていくので
ごほうび大好きランキングを作って、難易度ごとにごほうびのランクを変えるとより効果的になります。
おうちの中ではドライフードで練習していても、外の刺激のある環境ならドライレバー、
などというふうに差をつけるようにして、やる気をださせるとすごく効果的なんです。

「おうちだとできるけど、外だとできないんです」という方、ごほうびの使い分けをしてみてはいかがでしょうか?
外の刺激に勝てるほどのいいごほうびがあれば、やる気もぐんとあがりますよ。
もちろん、刺激が強い分だけ、おうちのなかでやるより簡単にしてあげないといけませんけどね。

<参照>
ちまぎょろ獣医日記 ごほうび

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しつけの重要ポイント(1)

犬の扱いがうまい人とそうでない人は何が違うかといえば

ひとつは
声のトーンのメリハリ

特に女性に多いのが、コマンドもおしゃべりも褒めるのも叱るのも
ぜーんぶおんなじ高めのトーン。大騒ぎしている子に高い声で
「こら~何やってるの~?」 「やめなさいっていってるでしょ~!!」
といってはより興奮させてしまいます。

逆に男性では褒めるときも
「無言(なでなで)」とか「よしよし」
ボソボソと暗くてあんまり褒められた気になれない ということが多いですね。


犬とのトレーニングは結局のところ異文化コミュニケーションなので

伝わらなければ意味がない!←ここ重要。試験に出ますよ。


叱ってるつもりでも犬が喜んでしまっていれば褒めているのと一緒
なんです。

逆に

褒めてるつもりでも、犬が喜んでいなければ褒めていることになりませんし、

「号令」のつもりでも、伝わらなければただの「独り言」 



「おりこう」「よしよし」と言いさえすれば、褒めていると思っていたり、なでること=褒めることであると思っている人がいますが、そうではありません。

「おすわり!!」「ふせ!!」と号令を連呼すれば伝わると思っている人も多いですが、そうではありません。


ちゃんと犬にこちらの意図が伝わるように、声のトーンを使い分ける必要があるんです。


また、よくテレビなんかで褒めるときは「よしよしよし!!」と高い声で
わしゃわしゃとムツゴロウさんのように犬をなで繰り回すようすすめられたりしていますが、
わしゃわしゃ触られるのが好きな子はいいでしょうが、興奮しやすい子にこういうトーンでそんななで方をするとさらに興奮を煽ってしまいます。噛み癖が治っていない子犬なら、興奮してその手を噛むでしょう。

他にもいろいろ要因はありますが、トーンだけで言うのであれば、
興奮を落ち着かせたいなら、ゆっくりおだやか低めのトーン。
逆にちょっと怖がっている子やテンションの低い子にやる気を出させたいときは高めではっきりしたトーンで話しかけてあげる必要があります。

犬のテンションを見極めて、号令などのトーンを変えると、うまくいきやすいんです。

とはいっても、自分がどんなクセをもっているのか、指摘されないと分からないこともたくさんあります。
わんちゃんと飼い主さん両方のクセを見て、合うやり方を教えてもらうことができるので
しつけは実際に教室で教えてもらうのが一番ですね。


次回はさらなる重要ポイント。

参照
 ちまぎょろ獣医日記 犬のことば(カーミングシグナルのお話)

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一番大切なこと

しつけをしていく上で、一番大切なのは飼い主さんとの信頼関係だと思います。
普段から「人の言うことは聞くものだ」という意識のない子だと
コミュニケーションをとるのはとっても難しいのです。
そういう子の「吠え癖を治してください」「引っ張り癖、飛びつき癖を治してください」
とひとつの困った行動だけをどうにかしようとしてもなかなか難しいんです。

普段から「飼い主の言うことには耳を傾けるものだ」という認識のない子に、
「コレだけはするな!」というのはほとんどムリなので、
結局のところひとつの問題行動の解決のためにはこれまでしてきた犬への接し方全般を見直してもらうことになります(接し方がまずい場合、飼い主さんが認識してないだけで問題行動はあちこちにあるのが普通ですが)。

愛情をあたえてるつもりでも甘やかしてばかりでは犬になめられるだけで、飼い主さんのいうことをちゃんと聞こうという気にはなりません。
この人のいうことを聞くといいことがあるな、褒めてもらえてうれしいな
ママ大好きだな、と思われるのが理想です。

よく何か犬が問題を起こすと
「上下関係が」「自分をリーダーだと思っているから」「アルファー症候群ですね」と
すぐに犬と人の関係を狼の群れの関係と混同している意見をいろんなところでみますが
犬は人を犬だとは思いませんし、自分を人だと思うこともありません。
家族というグループの一員だとは認識するでしょうが、自分がボスだから噛むのではないんです。
「犬は常にリーダーを取って代わろうとしている」というような
これまでの「優位性」の考え方は行動学会では覆されています。

飼い主は犬に対してどうなるべきか?といえば
リーダーではなく優しい保護者であって欲しいと思います。
そして、人間社会のことをやさしく教えてあげる先生であってほしいと思います。
犬にとって分かりやすい言葉を使って、失敗しないように導いてあげれば
わんちゃんたちは飼い主さんのことが大好きになるでしょう。

ただ、甘やかすのではなく、その子のことを考えてしっかり教育をしてあげること
それがすごく大切なんだと思います。

参照
ちまぎょろ獣医日記 しつけってなんでしょう?
ちまぎょろ獣医日記 教えておきたいこと
ちまぎょろ獣医日記 関係が大切(分離不安関連)

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しつけは楽しみましょう

こちらのブログ開始からこれまで
しつけが大切だ!としつこいほどに今までになく厳しく書いてきたわけですが

別に犬を飼っている人全員が号令をばっちりマスターして
犬との関係に緊張感を持って、「アレやっちゃダメ、コレやっちゃダメ!」と
厳しく監視しろといってるわけではありません。
わんちゃんが他人に迷惑をかけず、家庭の中で問題なく暮らしていれば
それ以上のことは特に必要ないし、あとは飼い主さんの好み次第だと思ってます。

なーんにも教えなくても、吠えないしトイレは失敗しないし、とびつかないし、人は大好きだし
というトレーニングいらずの優等生も実際にいますからね。
もちろんトレーニング(とくに子犬のうちの基礎トレーニング)はしたほうが、
問題行動の予防にもなるので、どんな子でもお勉強はしたほうが絶対にいいです。

べにっきを見ていただければ分かると思いますが
私はそんなに熱心にトレーニングをしているタイプの飼い主ではないです。
一応お勉強として、いろんな犬イベントを見に行ったり、しつけ教室にいったりセミナーに参加したりしますが、個人的に競技会に向けて日夜努力する!とか、発表会にむかってドッグダンスを練習したりとかそういうところまではしてないです。そのあたりのレベルになると趣味の問題だと思うので、やりたい人はやればいいレベルだと思います。

でも遊ぶときやご飯を食べるとき、ケージの出し入れなど日常なちょっとしたことにしつけを組み入れて、号令を使ってべにとコミュニケーションをとってはいます。
べにはきちんとこちらが号令をかけてコミュニケーションをとらないと、好き勝手に吠えたり、騒いだり落ち着きのないタイプです。ワガママですしけっこうビビリですし、トレーニングをしていなかったらうるさくてしょうがない子になっていただろうと思います。
こういう、ちょっと難しいタイプの子やとっても元気なタイプの子とめぐり合った方はぜひトレーニングをがんばってみて欲しいと思います。やってみるとやりがいがあって楽しいですよ。
大切なのは楽しむことだと思います。

別にお仕事をするわけではないので、しつけに一生懸命になりすぎて厳しくやりすぎて
わんちゃんとの日常が緊張感の連続になってしまっては、本末転倒です。

家庭犬なんですもの。ゆっくりまったりで十分です。
しつけしなきゃ!とガチガチになってしまって、お互いリラックスできなかったら楽しみも半減。
それだからこそ、子犬のうちから問題行動の予防に努めていただきたいと思います。
そのほうが出てきた問題に対処するより100倍楽なんです。
あせらずのんびりしつけを楽しむと、わんちゃんとより深くコミュニケーションが取れると思いますよ。

参照
 ちまぎょろ獣医日記 ココロのワクチン

子犬のレッスンは笑いが絶えなくてとても楽しいですね。
なかなか月齢や日程が合わなくてひまわり動物病院でのレッスンは個人レッスンが多いんですが
レッスンしている私も毎回楽しませていただいています。興味のある方はメールフォームからお問い合わせください。

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ペット可の意味

レストランです


最近はペット同伴でいろいろなところに行けるようになりました。

ドッグカフェやペット可の宿泊施設や観光施設も増えていますよね。

動物病院やトリミングサロンもそうですが、こういった公共の場にわんちゃんを連れて行くのであれば、

しつけをしっかりし、飼い主さんがマナーをしっかり守らないといけないと思います。

勘違いしてはいけないと思うのですが

「ペット可」=「あれこれやらかしても許される」ではありません


ペット可マンションだから吠えても大丈夫と無駄吠えを放置している方も多いですし

お店で排泄させほうだいだったり、最低限のマナーすら守らない人も。

「ペット可マンションなんだから、吠えても当たり前でしょ?」

「ペット可のお店なんだから、お店の人が片付けてくれるんでしょ?」 
                                  
                                という甘えは通用しません。

特に吠えや排泄の問題はマナー意識をしっかりもっていただかないと
特にペット可マンションなどでは大きな問題になっています。


「うちでも飼ってるから苦情を言いにくくて・・・」といいたいことを飲み込んでしまっていて

ある日突然不満が爆発!ということも多いんですよ。

苦情がきていない=問題ない というわけではないんですね。


ちょっとの吠え声にビクビクする必要はないと思いますが、吠え続けるのは迷惑になりますので
制御する方法を飼い主さんが学ぶべきだと思いますし

たくさんの人が出入りするところでは、マナー意識をより高くもつこと不可欠だと思います。

自分が気にならないからといって、他人がそうであると思ってはいけないと思います。

吠える声も毛も臭いも、犬好きにはかわいいものですが、そうでない人にとっては非常に気になるものだったりするんです。


マナー違反の飼い主さんやしつけ不足わんちゃんのせいで、
犬と暮らせる物件が減ったり、「これだから愛犬家は」といわれないように
一人一人がしっかり意識を持っていただければと思います。

参照
 ちまぎょろ獣医日記&べにっき ペット禁止の理由
 ちまぎょろ獣医日記&べにっき 義務と権利
mixi  集合住宅ペット管理会 仮管理人してます

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まずは飼い主

このブログをはじめようと思ったきっかけはいくつかあって

ペット可物件を探して住むにあたって、ペット飼育と集合住宅にまつわる問題に直面したこと

飼い主さんが高い意識を持たないと、特に動物が密集している地域では大きな問題になるのだということを実感しました。

そこで、今回は飼い主さんに認識してもらいたいこと。

まず

・しつけは犬を飼育する以上絶対に不可欠である ということ 

大型犬じゃないからしつけがいらない、小型犬だから飛びついても吠えてもいいというわけではありません。
 むしろ大型犬の飼い主さんのほうが意識が高く、小型犬の飼い主さんのほうが
 吠えようがあちこちにおしっこをしようが人を噛もうが意に介さないということが多いような気がします。

 今後詳しく書いていきますが、教えなければ犬は勝手に犬らしい行動を起こします。
 あちこちにおしっこをしたり、吠えたり、物を壊したりするのは犬としては当たり前です。
 子犬のうちは遊びのつもりで甘噛みもしてくるでしょう。

ちゃんと教えてあげないといつまでたっても犬は犬のままで、人間社会で一緒に暮らす上で困った存在になりかねません。

犬という生き物を理解して、きちんと人の中で暮らすためのルールやマナーを教えていかないといけません。

しかし逆に犬を理解しているつもりで多いのが「これは個性だから」と犬の困った行動を何の問題もないことだと思ってしまうこと。


というわけでもうひとつ認識して欲しいのが

・問題行動は「犬の個性」ではない ということ 

 これまでも書いてきていますが吠えやすい犬や落ち着きのない犬、興奮しやすい犬はいます。
 それは犬種特性であり、気質は個性とも言えるかもしれません。
 それぞれの家庭の環境にあった犬を選ぶのが、問題行動を減らす第一段階とも言えるでしょう。
 でも、その子たちが実際に吠えまくったり公共のものを壊したり、人を噛んだりするのも
 「この子はしょうがないのよ、ワガママだから」と楽観していては犬嫌いを増やすもと。

 個性に合わせた対処をして、問題行動を起こさないよう飼い主さんがきちんと努力をするべきなんです。

 犬らしい行動をゼロにすることは不可能です。でも、人に迷惑をかけないように飼い主さんが気をつけ、管理することは可能なはず。

自分にとっては気にならないことでも、他の人から見たら、犬嫌いの人から見たらどうなのかを考えるべきではないかと思います。

特に、ペット可マンションなど動物たちが密集する中では犬を飼っている人も、犬が苦手な人もお互いがストレスなく暮らすためにきちんとしたルールやマナーをそれぞれが守る必要があると思います。

次回はそれにまつわるお話を。

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犬という生き物(1)

からまった


現在いわゆるペットブームになっており 犬をぬいぐるみやファッション感覚でなんとなく買ってしまう人も多いのですが

犬というのは、もともと「お仕事」のために作り出された「家畜」です。

お仕事にもいろいろあって、

 一緒に猟をする

 獲物を探す

 家畜の番をする

 特定のものを見つける

 犬同士闘う

など各犬種は目的に合わせて能力を伸ばすように作られているんです。



今現在は家庭の中で家族として暮らすのが目的の「コンパニオンアニマル」になっており

大きさや見た目、雰囲気などを重視して犬を選ぶ人が多いのですが

元は「家畜」であり「作られた生き物」であることをきちんと考えないといけません。


そういう子たちには人の中で暮らすためのルールをちゃんと教えてあげないと

作られた本能のままに動こうとします

 動くものがあれば追いかけ、コミュニケーションのために吠え、土があれば掘るでしょう。

 うれしいときに飛びついたり、噛んだりするのも子犬のコミュニケーションとしては普通ですし

 寝床以外はトイレなのも、犬にとってはあたりまえのことです。


大型犬だからしつけをしないといけない、小型犬だからしつけはいらないということはなく、
人間社会の中で暮らしていくためには

 すべての犬にルールとマナーを教えてあげることは必須

                                                なんです。



実は飼い主さんが「困った!」と思うことのほとんどが、犬としては当然のことをしているだけで

正しいことを飼い主さんが教えていないだけだったりするのです。


しつけをされていない犬は、しきたりを知らない外国で、何も教えられずにとりあえず自己流にすごしているようなもの。

それがたまたま人の都合にあっていれば問題ではないのですが、都合が悪いと「バカ犬」扱いされたりしているわけですね。

せめてルール説明くらいしてもらわないとね~、というのが「バカ犬」といわれた子たちの言い分じゃないでしょうか?


一緒に暮らすためには、まずは犬という生き物を理解し、正しい付き合い方を人が学ばなければいけません。

詳しくはこちらにも書かれていますので、参考にしてみてくださいね(ちょっと古いネタもありますが)。

  ちまぎょろ獣医日記&べにっき 犬の選び方

  ちまぎょろ獣医日記&べにっき 犬を飼う前に

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このブログでのルール・マナー

このブログをご利用いただくにあたって守っていただきたいルール



・無断で記事の転載、コピーによる配布などをするのはやめてください。

・リンクやトラックバックは大歓迎ですが、こちらからの(当院で利用していない)病院など医療機関や治療法を載せているHPへのリンクはご遠慮させていただきます。

・最低限のブログマナーを守ってください。知人同士以外のタメ口もご遠慮くださいね。



・しつけについては別ブログでお悩み別にカテゴリー分類されていますので、そちらから探してみてください。
 ちまぎょろ獣医日記

・いくつかの記事で書いていますが、しつけはタイミングが命ですし、その個体の気質やおかれている 環境によって対処法が大きく変わってきます。中途半端な回答はできません。
 個別の相談は「カウンセリング」という形でお仕事としてお受けします。
 ご希望のかたはメールフォームよりお問い合わせください。

・現在ご質問にはお答えしておりませんのでご注意ください。
 質問コメントは内容を読まずに削除させていただいております。
 くわしくはこちらの記事を参考にしてください→とりあえず、再開


・コメントは、できるだけ記事に関連したものでお願いします。
 個人的なご連絡は直接メールやお電話どでお願いいたします。

・記事の内容に明らかに関係ないトラックバック・コメントは、削除させて頂きます。

・記事の内容に関連していても、批判のみの書き捨てコメントや他人を不快にすると判断した場合、
 削除させていただくことがあります。


・書き込む前に、誤字脱字がないか、表現に間違いがないか確認してから書き込んでください。
 誰かを傷つけるような表現はありませんか?よく確認してから送信してください。

・ギャル文字、機種依存文字の使用は読みにくいのでやめてください。

・小学生以下の方は、保護者の方に文章を見直してもらってからコメントしてください。

・エントリー(記事)作成を優先していますので、コメントやメールへのお返事が遅れてしまうこともありますがご了承ください。特にメールは不精なので遅いです。



相手の姿が見えず、細かいニュアンスが伝わりにくいネット上だからこそ、相手を思いやることは大切だと思います。
これらのことを守っていただければ、コメントは大歓迎ですので、ご遠慮なく感想などいただけるとうれしいです。
コメントするほどでも・・・というときは下の
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はじめまして

はじめまして
こちらでははじめまして。ちまぎょろといいます。

都内で動物病院をやっております(詳しくはこちら)。

今までたくさん日記を書いてきましたが(これまでの日記 ちまぎょろ獣医日記&べにっき)、しつけや飼い主のマナーに関してきちんとまとめようと思い、別ブログを立ち上げてみました。

しつけというのは決して難しいことでも特別なことでもなく、
日常の一部の守るべきルールやマナーを犬に教え、
人間社会で一緒に暮らすにあたって他人に迷惑をかけないように導いてあげること。


おうちに来たその日から、犬はたくさんのことを学習し、人の反応をみて自分の行動を決めていきます。

子犬の頃に教えるのももちろんとてもとても大切ですが、大人になったらもうムリということはありません。

物事を覚えやすい時期、慣れやすい時期は確かにありますが、いつからでもできることです。

大人でも今日からはじめれば、きちんと結果はついてきます。


また、わんちゃんにいろいろ教えることも大切ですが、もっと大切なのは飼い主さんの心構え。

ただカワイイカワイイと甘やかすだけでは、いい関係は作れませんし

思わぬところで困ったちゃんを作り出すことにもなってしまいます。

意識していないうちに他人に迷惑をかけてしまっていることもあるんです。



飼い主さんがしっかりと「犬との暮らし」について理解し、正しい関係を作っていくことで

わんちゃんと飼い主さんがお互いにリラックスして暮らしていけるのが理想ですね。


そんな理想的な関係のお手伝いができるような、ブログになるといいなと思います。

これからよろしくお願いします。

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