ちまぎょろ獣医日記~しつけ部屋~

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○歳じゃもうムリ?

くれるですか?

お問い合わせや診察ついでの質問で「○歳じゃあもう遅いでしょ?」とよく言われます。

いやいやそんなことはありません。

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もちろん、しつけは最初が肝心ですし、子犬のときのほうが飲み込みも早いし

怖がらずに新しいことをうけ入れてくれることが多いので楽です。

でも、成犬でもちゃんと手順を踏んで飼い主さんががんばれば「ムリ」ってことはないんです。



もちろん、その子にあわせたゴール設定をしないといけませんけどね。

5歳の超ビビリのチワワの最終目標を「ドッグランで他の犬と一緒に楽しく遊ぶこと」に設定するのはムリです。

実現可能なゴールは「お散歩のとき、他の犬をできるだけ平常心でやり過ごす」ことでしょうか。



実際に

「顔を触らせるなんて絶対にムリです!!」と言い切っていた7歳の柴犬だって目薬をささせてくれるようになりましたし、

なーんにも理解していない状態から10歳からトレーニングをはじめて、

試験に合格した子だっているそうですよ。


怖がりだったりすると特に無理強いはできませんから、ちょっとずつトレーニングを積み重ねていくことが大切ですが

上手にゴールを設定して、少しずつやっていけば、何歳だって新しいことを覚えることはできます。


体に染み付いている、飼い主さんとわんちゃんの悪い癖を取り除くのがまず大変なんですけどね。



そんなわけで、「○歳だとしつけはもうムリでしょうか?」の質問へのお答えは


 「何をしたいかによりますが、飼い主さんのやる気と根気次第です」


悩んでいる皆さん、あきらめずにがんばってくださいね。

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どんな状態でおうちに来たの?

ちびべに

ものすごく間があいてしまいましたね。最近診察のほうでバタバタしてたので、
なかなかこちらまで手と気が回りませんでした。

まあそんななかでも飼い主さんとお話をしていてちょっと気になったことが。

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うちの患者さんで大型犬と暮らしている人が、
散歩をしていると「その子はどういう状態でおうちに来たの?」と聞かれることがあるんだそうです。
「最初からトイレぐらいできたんでしょ?」

つまり、おだやかな大型犬なら

 トイレ、散歩で引っ張らない、お手やオスワリ

はうちにつれてきたそのときからできるものだと思い込んでいるようなんですね。


同様に「盲導犬なら賢いから言葉が通じるだろう」「賢い犬にはしつけをする必要がない」と勘違いしていたり

犬を飼ったらその日から素敵にお散歩ができて、
ドッグカフェにいったり一緒に泊まりに行ったりして、
かわいい子犬をみんなに自慢ができると勝手な夢を膨らませて
そんな素敵な生活に必要な努力や手間には目を向けない人が多いんですね。

で、実際暮らし始めると、トイレはできないし、噛まれたり吠えられたり、ものを壊されたりして
「この犬って賢い犬じゃなかったの?」と唖然とするというパターンがあまりにも多い気がします。

大型犬はおだやか、かしこいというイメージだけで選ぶと本当に大変です。
(小型犬よりおっとりしている子が多いのは確かですが、子犬のうちは怪獣も多いです)
しっかりと環境を整えられ、犬のために時間を使うのが好きな人でないとオススメはできません。

お散歩に行く時間がない、トレーニングをする気がない、気に食わないと殴る
そういう人に選ばれてしまった犬は本当にかわいそうです。

人ときちんとコミュニケーションがとれない大型犬は非常に危険です。
噛まれたら骨が折れます。肉がなくなります。
同業者でも北海道犬に噛まれて3箇所骨折したり
セントバーナードに噛まれて全治1ヶ月なんてのもありますし、
ラブラドールに噛まれて唇がなくなった人や、秋田犬にかまれて指がなくなった人もいるそうですよ。
(もちろんそれぞれの犬種が悪いといっているわけではありません)

血統書つきなら利口だからしつけがいらないとは思い込まないでほしいものです。

以前「トリビアの泉」で
「雑種犬は主人が倒れても助けないが、血統書付の救助犬はちゃんと助ける」
というような企画をやっていたのですが
「雑種犬=バカ」「血統書付の犬=利口」というイメージを植えつけるよくない企画だと思いました。
これは犬種の向き不向きは多少ありますが、トレーニングをしたかどうかの問題であり
習ってもいないことを急にやってみろといわれてできる犬はいないでしょう。
MIXの子でもすごくいい災害救助犬もいますし、犬種差別はやめて欲しいものですね。

飲み込みのいい悪いはありますが、どんな犬にも一定のしつけは必要です。
教えたつもりがなくても必要なことを覚えてくれる子もいますが
何度も繰り返さないとなかなか覚えてくれない子もいます。

初期設定でしつけができていると思ってしまう人は
犬以外の生き物(猫にはしつけはほとんどいりません)か、バーチャル系をオススメします。

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しつけは誰がするものですか?

からまった


大型犬を施設に預けて「訓練」してもらう方もいらっしゃるようですが

「訓練士さんの言うことは聞くんだけれど・・・」というパターンが非常に多いと思います。


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何度も書いていますが、トレーニングはタイミングと普段からの関係が命。

「この人の言うことを聞くのが当たり前」と思われていないと

「オスワリ」や「ハウス」という言葉は理解していても、わざと無視したり、聞こえないフリをしてくれたりします。

しつけ教室は「飼い主のためのしつけ方教室」でないと意味がないことがほとんどです。

プロに任せておけば、何でもできるいい子ができあがると思ったら大間違い。


犬に善悪の基準はありませんので、「ひっぱり」が「いけないこと」という意識もありません。
この人と一緒のときはひっぱると前に進めない→ひっぱらないようにして歩こう
という風に考えることはあっても、
「引っ張ることは悪いことだからしないようにしよう」とはほとんどの場合思いません。


犬もちゃんと人を見ています


この人なら引っ張って歩いても付いてくるから大丈夫

この人なら飛び掛っても喜んでくれる

この人は吠えればかまってくれる


と人や状況を見た上でいろんなことを判断するんです。


訓練士さんにあずけて、コマンドの意味を教えてもらうと確かに楽です。
でも飼い主さんがきちんとコマンドを出すタイミングや褒めるタイミング、普段からの接し方をきちんとしなければ、
「コマンドの意味は知ってるけど、やらない」子になってしまうことも多いんです。

せっかくお金をかけて訓練所に預けたのなら、アフターフォローをしっかり受けて
お散歩の仕方、おうちでの暮らし方などもしっかり教わってくださいね。

個人的には、家庭犬であれば預けてまでする訓練を受けるよりなら(数十万円かかりますし)
パピーパーティー、初級のしつけクラスをうけていただき

大型犬なら小さいうちから飛びつかない練習をして、ジェントルリーダーかイージーウォークハーネスで引っ張らない散歩をする

で十分な気もするんですけどね・・・。

もちろん競技会に出るなどの具体的目標がある方はどんどん訓練士さんなどプロの方について
しっかり勉強していただければと思います。
競技会は細かいルールがたくさんありますので、そのなかでやっていくにはいろいろなテクニックが必要になります。

でも家庭犬なら、オスワリの位置がちょっとずれていても、脚側歩行の位置がかっこ悪くても困ることはないと思うんです。
それよりなら、ピンポン吠えをしないとか、ちゃんとトイレができるとか、人に飛びついたりしないできちんと挨拶ができることや呼んだらちゃんと来ることのほうが大切なんじゃないかと思います。

訓練所に預けられれば、犬だらけの中で生活し、多くの場合家庭の中ですごすのとは異なる環境におかれることになります。
家庭犬なら、まずはおうちのなかでのルールをきちんと教えることの方が大切ではないかなと思います。

いまだに「コマンドをしっかり教え込む」のを「しつけ」だと考えている人もいるようで
「小さいうちは教えなくていい」「しつけは生後6ヶ月から」などと書いてあるしつけ本もあったりするのですが
「人の社会の中で家庭犬として生きていくためのルールを教えること」=「しつけ」だとすれば
生後6週だろうが8週だろうが、おうちにきたその日から、飼い主さん本人がはじめないといけません。

日常を一緒に暮らす人とのルールを教えるのが「しつけ」ですから
訓練士さんの前でだけ優等生で、普段は全然言うことを聞かないというでは困りますからね。

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一番大切なこと

しつけをしていく上で、一番大切なのは飼い主さんとの信頼関係だと思います。
普段から「人の言うことは聞くものだ」という意識のない子だと
コミュニケーションをとるのはとっても難しいのです。
そういう子の「吠え癖を治してください」「引っ張り癖、飛びつき癖を治してください」
とひとつの困った行動だけをどうにかしようとしてもなかなか難しいんです。

普段から「飼い主の言うことには耳を傾けるものだ」という認識のない子に、
「コレだけはするな!」というのはほとんどムリなので、
結局のところひとつの問題行動の解決のためにはこれまでしてきた犬への接し方全般を見直してもらうことになります(接し方がまずい場合、飼い主さんが認識してないだけで問題行動はあちこちにあるのが普通ですが)。

愛情をあたえてるつもりでも甘やかしてばかりでは犬になめられるだけで、飼い主さんのいうことをちゃんと聞こうという気にはなりません。
この人のいうことを聞くといいことがあるな、褒めてもらえてうれしいな
ママ大好きだな、と思われるのが理想です。

よく何か犬が問題を起こすと
「上下関係が」「自分をリーダーだと思っているから」「アルファー症候群ですね」と
すぐに犬と人の関係を狼の群れの関係と混同している意見をいろんなところでみますが
犬は人を犬だとは思いませんし、自分を人だと思うこともありません。
家族というグループの一員だとは認識するでしょうが、自分がボスだから噛むのではないんです。
「犬は常にリーダーを取って代わろうとしている」というような
これまでの「優位性」の考え方は行動学会では覆されています。

飼い主は犬に対してどうなるべきか?といえば
リーダーではなく優しい保護者であって欲しいと思います。
そして、人間社会のことをやさしく教えてあげる先生であってほしいと思います。
犬にとって分かりやすい言葉を使って、失敗しないように導いてあげれば
わんちゃんたちは飼い主さんのことが大好きになるでしょう。

ただ、甘やかすのではなく、その子のことを考えてしっかり教育をしてあげること
それがすごく大切なんだと思います。

参照
ちまぎょろ獣医日記 しつけってなんでしょう?
ちまぎょろ獣医日記 教えておきたいこと
ちまぎょろ獣医日記 関係が大切(分離不安関連)

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しつけは楽しみましょう

こちらのブログ開始からこれまで
しつけが大切だ!としつこいほどに今までになく厳しく書いてきたわけですが

別に犬を飼っている人全員が号令をばっちりマスターして
犬との関係に緊張感を持って、「アレやっちゃダメ、コレやっちゃダメ!」と
厳しく監視しろといってるわけではありません。
わんちゃんが他人に迷惑をかけず、家庭の中で問題なく暮らしていれば
それ以上のことは特に必要ないし、あとは飼い主さんの好み次第だと思ってます。

なーんにも教えなくても、吠えないしトイレは失敗しないし、とびつかないし、人は大好きだし
というトレーニングいらずの優等生も実際にいますからね。
もちろんトレーニング(とくに子犬のうちの基礎トレーニング)はしたほうが、
問題行動の予防にもなるので、どんな子でもお勉強はしたほうが絶対にいいです。

べにっきを見ていただければ分かると思いますが
私はそんなに熱心にトレーニングをしているタイプの飼い主ではないです。
一応お勉強として、いろんな犬イベントを見に行ったり、しつけ教室にいったりセミナーに参加したりしますが、個人的に競技会に向けて日夜努力する!とか、発表会にむかってドッグダンスを練習したりとかそういうところまではしてないです。そのあたりのレベルになると趣味の問題だと思うので、やりたい人はやればいいレベルだと思います。

でも遊ぶときやご飯を食べるとき、ケージの出し入れなど日常なちょっとしたことにしつけを組み入れて、号令を使ってべにとコミュニケーションをとってはいます。
べにはきちんとこちらが号令をかけてコミュニケーションをとらないと、好き勝手に吠えたり、騒いだり落ち着きのないタイプです。ワガママですしけっこうビビリですし、トレーニングをしていなかったらうるさくてしょうがない子になっていただろうと思います。
こういう、ちょっと難しいタイプの子やとっても元気なタイプの子とめぐり合った方はぜひトレーニングをがんばってみて欲しいと思います。やってみるとやりがいがあって楽しいですよ。
大切なのは楽しむことだと思います。

別にお仕事をするわけではないので、しつけに一生懸命になりすぎて厳しくやりすぎて
わんちゃんとの日常が緊張感の連続になってしまっては、本末転倒です。

家庭犬なんですもの。ゆっくりまったりで十分です。
しつけしなきゃ!とガチガチになってしまって、お互いリラックスできなかったら楽しみも半減。
それだからこそ、子犬のうちから問題行動の予防に努めていただきたいと思います。
そのほうが出てきた問題に対処するより100倍楽なんです。
あせらずのんびりしつけを楽しむと、わんちゃんとより深くコミュニケーションが取れると思いますよ。

参照
 ちまぎょろ獣医日記 ココロのワクチン

子犬のレッスンは笑いが絶えなくてとても楽しいですね。
なかなか月齢や日程が合わなくてひまわり動物病院でのレッスンは個人レッスンが多いんですが
レッスンしている私も毎回楽しませていただいています。興味のある方はメールフォームからお問い合わせください。

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